【赤穂市 整体】膝が痛い・ポキポキ鳴る…それ、実は骨盤の歪みが原因かもしれません|ヤマネ整体院(山根匡人)
こんにちは、赤穂市で骨盤整体を専門に行っている「腰痛専門ヤマネ整体院」の山根匡人です。
今回は「膝の動き」と「膝の不調の本当の原因」について、骨盤との関連を交えながら詳しくお話しします。
膝はどう動いているのか? ― 複雑な関節の仕組み
膝関節の主な動きは「曲げる(屈曲)」「伸ばす(伸展)」の2つです。
ですが実際には、単純な屈伸運動だけでなく、関節内で**わずかな“回旋運動”**も起きています。
特に膝を伸ばす時、**脛骨(すねの骨)が大腿骨に対して“外旋”**する動きが生まれます。
また、大腿骨は「転がり」と「すべり」の動作を同時に行いながら、膝の動きをスムーズに保っているのです。
この「転がりながら滑る」複合運動によって、関節内では潤滑液(滑液)が分泌され、半月板の損傷や関節の摩耗を防ぐことができるのです。
膝関節は「荷重関節」でもあり「吊り下げ関節」でもある
膝の役割は、以下の2つの視点から捉えることが大切です。
① 荷重関節としての膝
膝は地面からの反力を受けて体重を支える構造になっています。
正常に荷重されている膝は、関節内が潤滑され、滑液もしっかり出ます。
反対に、きちんと荷重できていないと滑液が枯渇し、半月板や関節軟骨が摩耗・変形しやすくなってしまいます。
つまり、「膝は正しく荷重されていることで、健康を保てる関節」なのです。
② 吊り下げ関節としての膝
歩行中、膝は一時的に「免荷(荷重されていない状態)」になります。
膝から下(下腿)を前へ振り出す動きの中で、膝は一度宙に浮き、吊り下がるような状態になるのです。
このとき骨盤(特に仙腸関節)に歪みがあると、以下のような不具合が生じやすくなります。
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膝の過伸展(伸びすぎ)による着地の衝撃
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軽度屈曲状態での着地による負担
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足関節・膝関節・骨盤への歪み連鎖
つまり、骨盤の歪みがある状態で歩くと、膝にも確実に負担がかかってくるということです。
歩いていると膝がポキポキ鳴る…その原因とは?
膝の音が気になる、違和感がある、そんな方は実は骨盤(仙腸関節・股関節・恥骨結合)に問題を抱えていることが多いです。
膝だけをマッサージしたり、電気を当てたり、温めても、根本解決にならないのはそのためです。
膝を打つと、なぜ腰や肩・首まで影響するのか?
例えば、右膝を勢いよく地面についた場合…
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右の骨盤が開く(前上方にずれる)
→ 足が重くなる・前に出しにくくなる
→ ガニ股傾向になる
→ 腰・股関節・膝のバランスが崩れる
さらにその影響で、
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左の肩が動かしづらくなる
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首(頚椎)にも歪みが出てくる
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頭痛・耳鳴り・目眩の原因になることも
たった一度の膝打撲でも、体全体に歪みを引き起こすことがあるのです。
膝に水が溜まるのはなぜ?
膝に水が溜まる(膝関節水腫)のは、体が“熱”を取ろうとする反応です。
膝を痛めたあと、炎症が起きると患部に熱がこもります。
すると、体は内部の水分を集めて、その熱を冷まそうとするのです。
このときに安易に水を抜いてしまうと、体は「まだ熱が残っている」と判断し、さらに水を溜め込むという悪循環に陥ることも。
大切なのは、「熱を抜く」=炎症を抑えるための冷却(氷による熱取り)**です。
自分でできる!ヤマネ整体院おすすめのケア方法
膝の不調に悩む方は、まず以下の3つのセルフケアを習慣にしてみてください。
① 歩く習慣をつける
まずは小股で静かに歩くことからスタート。徐々に歩幅を広げていきましょう。
② 氷で熱を取る
炎症を起こした膝や腰には、氷で熱取りをしてクールダウン。
③ 関節荷重トレーニングをする
膝だけでなく骨盤を含む全身の弾力性・関節のバランスを取り戻すためのトレーニングがおすすめです。
まとめ|膝の痛みは、骨盤から見直そう
膝の痛みやポキポキ音があると、つい膝そのものを疑ってしまいがちですが、
本当に見るべきなのは、「骨盤の状態」です。
当院では、膝だけでなく骨盤・股関節・全身の連動性に注目し、根本的な施術を行っています。
📍腰痛専門ヤマネ整体院(赤穂市)|院長:山根匡人
骨盤の歪みから腰や膝の不調まで、全身を整える整体を行っています。
腰や膝の痛みや違和感でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。