こんにちは、赤穂ヤマネ整体院の山根匡人です。今回は「腰痛が改善されてきたのに、今度は肩こりがひどくなった」というご相談について、整体師の視点からお伝えします。
当院でも、腰痛や坐骨神経痛の施術が進んでくると、「先生、最近肩がずっとこっています」とおっしゃる患者さんがいます。
「腰が楽になったのに、なんで?」と感じるのは当然です。
でも実は、これは珍しいことではありません。むしろ、体が変わっていく過程でよく起こる現象です。
この記事では、なぜそうなるのか、そしてどう対処すればいいのかを丁寧に解説します。

腰痛が治ると肩こりになる——その仕組みを整体師が読み解く
まず前提として、人間の体は「全体で1つ」として機能しています。
腰・骨盤・背骨・肩・首は、筋膜や神経、骨格のつながりで密接に連動しています。どこか一か所に歪みがあると、他の部位がそれを補おうとして過剰に働きます。
これを「代償動作」と呼びます。
腰に強い痛みがあるとき、多くの方は無意識に腰をかばった姿勢をとります。腰をかばうために体全体が前かがみになったり、片方の肩を上げたり、首を前に出したりします。
その状態が続くと、肩や首周りの筋肉は長期間にわたって余計な緊張を強いられています。
しかし腰の痛みが強い間は、肩こりの感覚がかき消されてしまうことがほとんどです。
腰の激しい痛みに意識が集中するため、肩のこりは感じにくくなっているのです。
整体を受けて腰の状態が落ち着いてくると、今まで感じにくかった肩こりが「表に出てくる」ようになります。
「悪くなった」のではなく、「隠れていたものが見えるようになった」という状態です。
骨盤の歪みが、肩こりを引き起こすルートとは
もう少し仕組みを掘り下げます。
当院では施術前に歩行分析を行い、重心・骨盤・関節の状態を数値で確認しています。腰痛を抱えている方の多くは、骨盤が前に傾いていたり、左右で高さが違っていたりします。
骨盤が歪むと、その上に乗っている背骨のバランスが崩れます。
背骨が傾けば、肩の高さも左右でズレます。そしてそのズレを補うように、首や肩の筋肉が慢性的な緊張状態に置かれます。
腰痛の方が同時に肩こりを抱えているケースが多いのは、こうした骨格の連動が原因です。
整体で腰部の歪みが改善されていくと、今度は肩・首周りの筋肉が「新しいバランス」に慣れるまでの間、一時的に緊張感や重さを感じやすくなることもあります。
これは適応の過程であり、多くの場合、施術を継続するなかで落ち着いていきます。

こんな方は、腰痛改善後に肩こりが出やすい
当院での経験から、特に肩こりへの移行が起きやすいタイプをお伝えします。
- 長期間、腰をかばった姿勢が習慣になっていた方——体の使い方のクセが染み付いているほど、肩まわりの筋肉が過剰に働いてきた期間も長くなります
- デスクワークや車の運転が多い方——もともと首・肩に負担がかかりやすい生活環境であるため、腰が落ち着くと肩の疲労が浮かび上がりやすいです
- 腰痛とともに坐骨神経痛があった方——脚の痛みをかばうために体幹・肩まわりが代償動作を長く続けてきたケースが多いです
- 寝ている間に緊張が抜けない方——夜も痛みで眠れなかった時期がある方は、睡眠中も筋肉が休まらずに過ごしてきたため、肩の慢性的な疲労が蓄積しやすいです
「朝起きると肩から首がガチガチ」「座っているだけで背中が重い」という感覚は、腰のかばい姿勢が長かったほど出やすくなります。
自分が当てはまると感じた方は、腰と肩を切り離して考えるのではなく、体全体のバランスとして見直す視点が必要です。

よくある誤った対処法——肩こりだけをケアし続けていませんか?
「肩こりには肩だけのマッサージ」では根本に届かない
肩こりが出てきたからといって、肩だけをほぐすマッサージを繰り返しても、なかなか改善しないケースがほとんどです。
骨盤や背骨の歪みが残ったままでは、肩の筋肉はまた引っ張られ続けます。
一時的に楽になっても、すぐに戻ってしまうのはそのためです。
痛み止めや湿布だけでは変化しない理由
「肩が重いから」と市販の湿布を貼ったり、痛み止めを飲んだりするだけでは、筋肉や骨格の歪みそのものには作用しません。
脊柱管狭窄症で来院された患者様が、「処方された痛み止めを飲んでも効果はなく、夜も眠れない痛みが続いた」とおっしゃっていました。
薬が悪いわけではありませんが、痛みの原因である構造的な問題を変えなければ、症状は繰り返します。
自己流ストレッチのリスク
「肩こりに効く」と言われるストレッチを動画で見て試してみたものの、逆に痛みが強くなった——そんな方も少なくありません。
骨盤の歪みや重心の偏りがある状態で行うストレッチは、体に合っていないこともあります。
整体では、その方の体の状態を確認したうえで、適切なエクササイズを提案します。一般的な方法が必ずしも自分に合うとは限りません。

赤穂ヤマネ整体院の施術アプローチ——腰から肩まで、体全体を連動して診る整体
当院では、「どこが痛いか」だけでなく、「なぜその部位に負担がかかっているか」を明らかにすることを大切にしています。
歩行分析で体全体の状態を数値で把握する
初回来院時は、丁寧な問診のあとに歩行分析を行います。
歩き方を観察することで、重心の偏り・骨盤の傾き・関節の動かし方のクセを数値として確認できます。
「なぜ腰が痛くなったのか」「なぜ肩こりが残っているのか」の根拠を、データをもとにご説明します。
20年間椎間板ヘルニアと向き合ってきた患者様からは、「施術が左右対称でないところにプロらしさを感じる。自分の体の歪みを把握して整えてくれているのが伝わる」というお声をいただいています。
画一的な施術ではなく、その方の体の状態に合わせた個別のアプローチを大切にしています。
ボキボキしない、体への負担が少ない手技
「整体は怖い」「骨を鳴らされるのでは」とご心配の方もいます。
当院では関節や骨格への負担を最小限に抑えた、優しい手技を中心に施術を行っています。
強い痛みがある状態で来院された方でも、「触られるだけで痛い」という段階から少しずつ対応できるよう、体の状態を丁寧に確認しながら進めます。
施術後のセルフケアをLINEで動画配信
院での施術と並行して、ご自宅でのセルフケアが症状の改善に大きく関わります。
当院では施術後に、その方の体の状態に合わせたエクササイズ動画をLINEで配信しています。
「施術内容に沿った動画配信があり、教えていただいたトレーニングの復習ができて大変助かっている」という声をいただいています。院に来られない日でも、正しいケアを続けていただける環境を整えています。

患者様の変化——腰が楽になり、体全体が変わっていった事例
脊柱管狭窄症で5分しか歩けなかった方が、旅行を楽しめるように
ある患者様は、ある日突然立って歩けないほどの激痛を感じ、整形外科で脊柱管狭窄症と診断されました。
処方された痛み止めを服用しても効果がなく、夜も眠れない状態で来院されました。
通い始めた頃は5分しか歩けなかったのが、丁寧な問診・施術・ご自宅でのエクササイズを積み重ねるなかで、3〜4回目の頃には15分歩けるようになり、夜の痛みも和らいできました。
10回目の頃にはほぼ通常の生活を取り戻され、「一時はキャンセルしないといけないかもしれないと不安だった旅行にも予定通りに行けた」とおっしゃっていただきました。
腰痛改善後も、体全体のケアを続けている2年目の患者様
「ヤマネ整体院に通い始めて2年が経過しました。長年悩まされていた腰痛を見事に改善していただき、それ以来ずっと信頼して通っています」というお声もあります。
この患者様は腰痛の改善後も定期的なメンテナンスを続けており、「毎回施術後には体が軽くなるのを感じる」とのことです。
腰だけでなく体全体のバランスを整えることで、肩こりや疲れの出にくい体を維持されています。
坐骨神経痛で「ぶり返す」を繰り返した方が、半年で日常生活を取り戻された
坐骨神経痛で日常生活に支障が出ていた患者様は、「良くなりかけてはぶり返して心が折れそうになった」とのことでした。
それでも施術とセルフケアを継続するなかで、「今では痛みもほとんどなく、日々の生活に支障をきたすことなく過ごせている」という状態になっています。
ぶり返しが続く背景には、体の歪みが完全に定着する前に日常の負荷がかかるという構造があります。施術だけでなく、生活習慣の見直しとセルフケアの積み重ねが、再発を防ぐ体づくりにつながります。

ご自宅でできるセルフケア——腰から肩まで体全体を整えるために
施術の効果を持続させるために、日常生活でできることをご紹介します。
骨盤まわりの緊張を緩める「ひざ抱えストレッチ」
- 仰向けに寝て、両ひざを胸に引き寄せ30秒キープ
- 腰から骨盤まわりの筋肉の緊張を緩める効果があります
- 痛みがある場合は無理せず、引き寄せる角度を浅くして行ってください
肩・首の過緊張を和らげる「胸を開く動作」
- 椅子に座った状態で、両手を後ろで組み、胸を前に張るように肩甲骨を寄せる
- 10秒キープを5〜10回繰り返します
- デスクワークや運転が多い方に特に有効です
日常生活で気をつけていただきたいこと
長時間同じ姿勢を続けないことが基本です。
デスクワーク中は30〜40分に1回、立ち上がって体を動かす習慣をつけることで、肩まわりへの蓄積疲労を軽減できます。
また、スマートフォンを操作するときに首が前に倒れる「ストレートネック」の姿勢も、肩こりを助長します。目線の高さに合わせて持つ意識を持つだけで変わります。
セルフケアは「正しい方法で継続すること」が大切です。体の状態に合わない方法は逆効果になることもあるため、整体師に確認してから取り組むことをおすすめします。
まとめ——腰が楽になってきたら、次は体全体を整える段階です
腰痛が改善してきたのに肩こりが出てきた場合、それは必ずしも「新しい問題が起きた」わけではありません。
長年のかばい姿勢によって蓄積された、肩や首まわりへの負担が表に出てきている段階である可能性が高いです。
整体で腰の状態を整えることと並行して、体全体のバランスを見直していくことが、再発しにくい体をつくる道になります。
「腰が治ったと思ったのに肩がつらい」「どこから手をつければいいかわからない」という方は、一度お気軽にご相談ください。
兵庫県赤穂市の赤穂ヤマネ整体院では、播州赤穂駅から徒歩9分の場所で、赤穂市・相生市・たつの市・赤穂郡上郡町・備前市・和気町など播磨地域の方の腰・膝・股関節・肩のお悩みに対応しています。
完全予約制・完全個室で、プライバシーに配慮した環境で施術を受けていただけます。
体の状態を歩行分析で数値として確認し、あなたに合った施術とセルフケアをご提案します。




